拍子抜け
彼とは上手く行っているか・・・と聞かれたら、
素直に「うん」とは言える状態ではありませんでした。
大きな喧嘩はしていないし、あえば普通にデートもする。
けれど、彼も私も忙しくて、実際に会う頻度は減っていました。
忙しいから「恋愛」に意識がいかないのか。
それとも「彼自身」にもう意識を向ける気がなくなってしまったのか。
私は悩んでいました。
電話をしていても、会話は途切れ途切れ。
お互いに違和感を感じ始めていたと思います。
1度きちんと話を持ったほうが良いのかもしれないと
考え始めた頃でした。
「話したいことがある」
と彼から連絡がありました。
その連絡で私は覚悟を決めました。
「彼から別れ話をされたらきちんと受け止めよう」と。
そして
「私も貴方に対する愛情が不安定になっていました」と謝ろう。
そう考えていました。
当日は、少し緊張しながら待ち合わせた場所へ向かいました。
2人きりで話せる場所が良いといわれ、
唄いもしないカラオケボックスへと行きました。
暫くは無言の2人。
口火を切ったのは彼でした。
「最近、俺達おかしかったよなあ?」
・・・頷く事しかできません。
「もう一度、建て直ししてみようって思うんだけど」
拍子抜けでした。
覚悟を決めていたはずが、彼の「建て直し」という言葉に
愛情を感じた私は涙が自然と出てきて、今までの不安などを
一気に彼にぶつけました。
それからはまた1からのスタートを切った二人でした。
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